オンライン和裁教室 ㉓かんぬき留め

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着物を縫うことを楽しむためのウェブサイトを開設しました。
和裁用語や基本の縫い方などをストックしています。
足りない情報を補えるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。

今回から仕上げの作業に入ります。
もう、着物をしての形は完成しています。
ぜひ一度袖を通してみてください。
わくわくが込み上げてくるはずです。

動画

準備する物

  • 浴衣
  • 針と糸

解説

  • 袖付けと脇縫い止まりにかんぬき留めをします。
    左右で6ヶ所です。
  • 一本どりの糸を用意します。
  • 玉止めは内側に隠し、縫い止まりの山を2回すくいます。
  • 糸だけをすくい、すくい留めをします。
  • 向こう側から手前側へ綺麗に糸が並ぶと見栄え良く仕上がります。

参考コラム

かんぬき留めと“ささべり”
今回のような かんぬき留め ではなく、小さな布で包む「ささべり」と言う方法で縫い止まりを補強する方法があります。
私の母の着物にはこの“ささべり”が付いていますが、私が和裁を始めた頃にはすでにささべりの需要は少なく、数える程度しかしていません。70代の和裁の先生に聞くと、あえて“ささべり”だけ色を変えおしゃれにした、と言うこともあったようです。
好みにもよりますが、さっぱりとしたかんぬき留めが現代にあっているのかな、と感じています。

お疲れ様でした!
これですべての「縫い」は終了です。
次回は、アイロン仕上げをお伝えします。
次回の更新は、3月12日(土)です。