プロの仕立て屋は、自分で指ぬきを作っています。
私は指革(ゆびかわ)と呼ばれる革を使った指ぬきを作って使っています。
ここではその作り方を紹介します!
動画:指ぬきの作り方
指革について
ここでは、茶色の革を使った作り方をご紹介します。
革製の指ぬきの良い点は、針が滑らない事です。
指革の参考サイズ:6㎝×1.5㎝
作り方
①つるつるの面が内側、ザラザラの面が外側になる様に写真のような感じで丸めます。
私が使っている指皮は、茶色い物で硬めです。ほかに白色で柔らかめの物もあります。
②指に合わせて、長ければカットします。
③針が通る様に、小バサミを使って穴を開けます。
④斜めに角をカットします。
⑤最終的にこの様な形になっていれば大丈夫です。
⑥指の太さに合わせて、糸で留めていきます。糸は1本どりで3回ほど通せば大丈夫です。
⑦完成です。
指ぬきを付ける場所
指ぬきは利き手の中指に付けます。
まとめ
指ぬきには、革製の物と金属の物があります。
形も、指輪のような形や指先を覆う物、指輪の先に丸いものが付いている物など
用途によってさまざまな形があります。
なぜ自分で作っているのかというと、使用頻度が高く、適当な期間使ったら新しいものに取り換えるからです。
例えば、絞り浴衣を縫うと一枚縫っただけで指ぬきが浴衣の色に染まったりします。そうなると別の着物に使用するには色移り心配…ということで、次の着物を縫うとき、新しいものに取り換えます。
自分で作るメリットは、市販の物よりも指にフィットするところ。
自分の指のサイズに合った指ぬきを使用しているかどうかは、プロとしては、かなり重要なポイントなのです。
《動画》https://youtu.be/nFDXF1nh9hg
基本の縫い方
M KIMONOオンライン和裁教室
KOTAROでは、世界中どこにいても和裁が学べる環境を作りたいと思い「M KIMONOオンライン和裁教室」を運営しています。
「和裁用語」や「基本の縫い方」などの情報もここにストックしています。ぜひ見にきてください。