八千代掛け (やちよがけ)とは、反物を裁断することなく仕上げる祝着です。
13mの反物を裁断せず仕上げるため、その後、着物や羽織などを仕立てることができます。
赤ちゃんが生まれた時、その子のために1反用意し、八千代掛けでお宮参りをする。その後、解いて反物に戻し一時保管。七五三や十三詣り、成人式など、節目の年にその子のためにこの反物を使って着物にする。そんな風に人生の大切な時に着物や絹の布が共にある。とても素敵ではないでしょうか。
〈仕立てに必要なものと料金〉
・着尺1反:白生地のみ¥60,0000〜ご用意可能です。
・ひよく地:¥13,000〜ご用意可能です。
・仕立て代:¥40,0000〜
基本は白生地で仕立てますが、小紋着物や色無地で仕立てることも可能です。
仕立てのご依頼は、問合せフォームよりご連絡ください。
〈私の八千代掛け〉
息子が生まれたとき、白生地を青色に染め、八千代掛けを仕立てました。
だいぶ大きくなってからのお宮参りになってしまいましたが、八千代掛け掛けてお参りに行きました。
その後、七五三用に羽織と着物に仕立て、息子が着用してくれました。
〈和裁教室生徒さんの八千代掛け〉
KOTARO和裁教室に来てくださっている生徒さんから「生まれてくる子供のために自分で作りたい」とリクエストをいただき、ご自身で反物を用意し、何回も和裁教室に通っていただき、出産前に仕上げることができました。そして、その後お宮参りに行かれた写真をいただきました。
無事に生まれた喜びと八千代掛けでお宮参りに行かれたこと。
すごく嬉しいかったです。
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